風が強い場合、道糸が風でギュンギュン飛ばされてしまうので、針とエサだけの自重では仕掛けが沈んで行かず、正確にタナを狙うことが出来ません。
平常時とは大きく状況が異なるため、事前にしっかり対策を立てておかないと全く釣りにならないまま休日を潰してしまうことになりかねません。
本記事では強風時の対策方法をご紹介していきますので事前に予習をして、磯の上で困らないようにしていきましょう。
Contents
フカセ釣りの強風対策
フカセ釣りの強風対策はコチラです。
・重い仕掛けを使う
・ウキを沈める
・沈む系の道糸を使用する
・道糸の号数を落とす
この他、強風時にはラインメンディングも非常に重要となってきますが、今回は省略します。
重い仕掛けを使う
重い仕掛けとはオモリを増やしたり水中ウキを付けたりすることです。
仕掛けを重たくすると風のパワーを遮って、サシエが狙った水深まで沈んで行きます。
ウキを沈める
ベタ凪の状況であればウキは潮に乗って流れていくだけですが、風が強い時は影響をモロに受けてしまいます。
ウキを沈めると地上の影響をほとんど受けなくなるので、強風対策に非常に効果的です。
ただし、仕掛けがどこまで沈んでいるか地上からはよく分からないので、普段から沈め釣りに慣れていないとかなり苦戦するはずです。
安定した釣果を得るためにはあらゆる状況に対応できる技術が必要なので、平常時から様々な釣法を試して腕を磨きましょう。
沈む系の道糸を使用する
道糸は多種多様なタイプのものが販売されていますが、海水より比重が軽く、海面にプカプカ浮く道糸はこの2つです。
・フロートタイプのナイロンライン
・PEライン
この2つのラインは軽いので、風でまき上がりやすく、風が強い時に使った場合、ウキがグーッと引っ張られて、撒き餌の筋から外れることが良くあります。
そんな時には「セミフロートタイプ」や「サスペンドタイプ」が有効です。
さらに、沈め釣りもしやすくなるので一石二鳥となります。
ただし、サスペンドラインは良く沈むので初心者の方には扱いにくい可能性がああります。
なので、セミフロートラインがイチオシです。
ちなみに、平常時にウキを沈めない場合、基本的に海面に浮くラインを使用しましょう。
道糸が沈み過ぎるとウキのスムーズな糸落ちを阻害するため仕掛けが入りにくくなってしまいます。
両者を状況に応じて使い分けるためには糸を巻いているスプールをもう一つ必要があるためややハードルが高くなります(;^_^A
難しいかもしれませんが、せっかくの休日を有意義に過ごすためにも、必要な投資と考えていきましょう。
道糸の号数を落とす
糸を細くすると表面積が小さくなるので風に持っていかれにくくなります。
ブログ主の経験上1.65号のラインと2.5号のラインでは天と地ほどの差があります。
さらに細いラインほど仕掛けをかっ飛ばしやすいです!
目安としては口太グレしか釣れないところは1.35号~、尾長グレも混じるところは1.65号~といった感じですね。
そんな方は普通のナイロンラインよりもさらに伸びやすい道糸を使いましょう。
プロフカセ師の平和卓也さんが監修した【デュエル】の「TG PEACE MATER」は、高い伸縮性があるので巨大な魚がかかっても対応できるように設計されています。
フカセ釣りの強風対策の裏技!(危険性あり)
最後にとっておきの方法をご紹介します。
それは「竿先を海中に突っ込む」ということです。
結果として道糸も必然的に海中に沈み、風の影響を受けにくくなるのでおススメです。
ただし、釣り座が海面から高すぎて竿先が海中に届かない場合は、極力穂先を海面に近づけてラインが浮かないように努めましょう。
ちなみに、高価な竿の場合、チタンフレーム&ガイドなので錆びませんが、もし、ステンレスの場合は家に帰ってからしっかりケアしないと錆びてしまうので注意が必要ですね。
また、竿先を海中に突っ込むと、強烈な波が来たときに竿が取られて竿が岩にぶつかる可能性があります。
ブログ主はダイワのトーナメントをこのパターンでポキッとやってしました。。。
いくつかのデメリットは存在するものの、キャスト時や浮き上がりやすいラインに有効なので、可能であればチャレンジしてみてください。
フカセ釣りで暴風に打ち勝つ方法 まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回、フカセ釣りの強風対策!事前に準備して釣果を高めようというタイトルで記事を書きました。
磯の上での強風は本当に困りものですが、上記の方法であればある程度対応できるようになるはずです。
しかし、あまりに強い場合は釣りにならないのでおさまるまで休憩するのも一つの手です。
特に体が風で持っていかれるような状況は非常に危険なので大人しくお休みして好機に備えましょう。